第１４２回例会（２０１１年８月）

三　春　乃　一　座

　　昭和２０年横浜大空襲の前夜４日間の話。
　　歌舞伎座を始め全国の劇場が次々と閉鎖した時代に上演禁止の「極付・国定忠治」を全幕たっぷりやりたい、というわがままな座長。それに振り回される座員達に特高警察に追われる演劇青年、女性教師、その教え子が加わり、つい勢いで「極付・国定忠治」を上演することになる。
　いざ稽古開始という時、青年の親友の死の知らせが来る。加えて特高も介在し・・・果たして舞台の幕は上がるのか？

　作　　 ：　篠原　久美子
　演出　： 　村上　秀樹
　出演　：　剣持　直明　・　塚本　一郎　・　他


感想文集から
○　素人っぽい（ご免なさい）ところがいいですね。舞台と私たち観る側との距離が近い感じ、長い年月かかって築き上げてきた劇団には、それなりの格調があって、それぞれ味わうことが、出来るのもと思える事です。横浜大空襲のすさまじさが、群集のように表現されていて、息を呑みこみました。焼け跡から手をとりあって、再起しようとする人達。大震災にあった人々への応援かにもなるでしょう。　　　　　　四季の里

○　誰でも「国定忠治」の名は知っているが、どんな内容が今の時代の人は余り知らないのではないか。休憩があったら機関紙の人物関係が観られたが。横浜の特高は特に厳しいと聞いていたが、最後に人間味があふれてホッとした。　　　つわぶき

○　初めて運営サークル会に全部（4回）参加して、色々な経験をすることが出来ました。今まで何年も仕事が忙しくて、演劇は観るだけの会員でした。（申し訳ないです）今回、裏方の仕事をすることで、たくさんの人に支えられている会だと改めて知りました。まだ、運営サークルに一度も参加していない人にお勧めします。ぜひ一回体験してみてください。楽しいですよ。　　　　田中�U


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